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中学3年生の学習指導要領

学習指導要項 中学3年 国語 (1) 自分のものの見方や考え方を深め,目的や場面に応じて的確に話したり聞いたりする能力を身に付けさせるとともに,話し言葉を豊かにしようとする態度を育てる。 (2) 様々な材料を基にして自分の考えを深め,自分の立場を明らかにして,論理的に書き表す能力を身に付けさせるとともに,文章を書くことによって生活を豊かにしようとする態度を育てる。 (3) 目的や意図に応じて文章を読み,広い範囲から情報を集め,効果的に活用する能力を身に付けさせるとともに,読書を生活に役立て自己を向上させようとする態度を育てる。 2 内容 A 話すこと・聞くこと (1) 話すこと・聞くことの能力を育成するため,次の事項について指導する。 ア 広い範囲から話題を求め,話したり聞いたりして,自分のものの見方や考え方を広めたり,深めたりすること。 イ 話の中心の部分と付加的な部分,事実と意見との関係に注意し,話の論理的な構成や展開を考えて,話したり聞き取ったりすること。 ウ 話の内容や意図に応じた適切な語句の選択,文の効果的な使い方など説得力のある表現の仕方に注意して,話したり聞き取ったりすること。 エ 相手の立場や考えを尊重し,話合いが目的に沿って効果的に展開するように話したり聞き分けたりして,自分の考えを深めること。 B 書くこと (1) 書くことの能力を育成するため,次の事項について指導する。 ア 広い範囲から課題を見付け,必要な材料を集め,自分のものの見方や考え方を深めること。 イ 自分の立場及び伝えたい事実や事柄を明確にすること。 ウ 文章の形態に応じて適切な構成を工夫すること。 エ 自分の意見が相手に効果的に伝わるように,根拠を明らかにし,論理の展開を工夫して書くこと。 オ 書いた文章を読み返し,文や文章を整えて,説得力のある文章にすること。 カ 書いた文章を互いに読み合い,論理の展開の仕方や材料の活用の仕方などについて自分の表現に役立てること。 C 読むこと (1) 読むことの能力を育成するため,次の事項について指導する。 ア 文脈の中における語句の効果的な使い方について理解し,自分の言葉の使い方に役立てること。 イ 書き手の論理の展開の仕方を的確にとらえ,内容の理解や自分の表現に役立てること。 ウ 表現の仕方や文章の特徴に注意して読むこと。 エ 文章を読んで人間,社会,自然などについて考え,自分の意見をもつこと。 オ 目的をもって様々な文章を読み,必要な情報を集めて自分の表現に役立てること。 〔言語事項〕 (1) 「A話すこと・聞くこと」,「B書くこと」及び「C読むこと」の指導を通して,次の事項について指導する。 ア 音声の働きや仕組みについて関心をもち,理解を深めること。 イ 慣用句,類義語と対義語,同音異義語や多義的な意味を表す語句の意味や用法に注意すること。 ウ 抽象的な概念などを表す多様な語句についての理解を深め,語感を磨き語彙を豊かにすること。 エ 相手や目的に応じて話や文章の形態や展開に違いがあることに気付くこと。 オ 文の中の文の成分の順序や照応,文の組立てなどについて考えること。 カ 単語の活用について理解し,助詞や助動詞などの働きに注意すること。 キ 共通語と方言の果たす役割などについて理解するとともに,敬語についての理解を深め生活の中で適切に使えるようにすること。 (2) 漢字に関する次の事項について指導する。 ア (第2学年) 第1学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字のうち 300字程度から 350字程度までの漢字を読むこと。 (第3学年) 第2学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字の大体を読むこと。 イ (第2学年) 学年別漢字配当表の漢字のうち 950字程度の漢字を書き,文や文章の中で使うこと。 (第3学年) 学年別漢字配当表に示されている漢字を書き,文や文章の中で使うこと。 (3) 書写に関する次の事項について指導する。 ア 字形,文字の大きさ,配列・配置などに配慮し,目的や必要に応じて調和よく書くこと。 イ 漢字の楷書や行書とそれらに調和した仮名の書き方を理解して書くとともに,読みやすく速く書くこと。

学習指導要項 中学3年 数学 (1) 数の平方根について理解し,数の概念についての理解を一層深める。また,目的に応じて計算したり式を変形したりする能力を一層伸ばすとともに,二次方程式について理解し,式を能率的に活用できるようにする。 (2) 図形の相似や三平方の定理について,観察,操作や実験を通して理解し,それらを図形の性質の考察や計量に用いる能力を伸ばすとともに,図形について見通しをもって論理的に考察し表現する能力を伸ばす。 (3) 具体的な事象を調べることを通して,関数 について理解するとともに,関数関係を見いだし表現し考察する能力を伸ばす。 2 内容 A 数と式 (1) 正の数の平方根について理解し,それを用いることができるようにする。 ア 数の平方根の必要性と意味を理解すること。 イ 数の平方根を含む簡単な式の計算ができること。 (2) 文字を用いた簡単な多項式について,式の展開や因数分解ができるようにするとともに,目的に応じて式を変形できるようにする。 ア 単項式と多項式の乗法及び多項式を単項式で割る除法の計算ができること。 イ 簡単な一次式の乗法の計算ができ,次の公式を用いる簡単な式の展開や因数分解ができること。 (3) 二次方程式について理解し,それを用いることができるようにする。 ア 二次方程式の必要性を知り,その解の意味を理解すること。 イ 簡単な二次方程式を解くことができ,それを利用できること。 〔用語・記号〕 根号 素数 因数 √ B 図形 (1) 図形の性質を三角形の相似条件を基にして確かめ,論理的に考察し表現する能力を伸ばす。 ア 図形の相似の意味を理解し,三角形の相似条件を用いて図形の性質を論理的に確かめることができること。 イ 平行線と線分の比についての性質を見いだし,それらを確かめることができること。 ウ 相似の考えを活用できること。 (2) 三平方の定理について理解し,それを用いることができるようにする。 ア 三平方の定理を見いだし,それが証明できることを知ること。 イ 三平方の定理の意味を理解し,それを利用できること。 〔用語・記号〕 ∽ C 数量関係 (1) 具体的な事象の中から二つの数量を取り出し,それらの変化や対応を調べることを通して,関数 について理解するとともに,関数関係を見いだし表現し考察する能力を伸ばす。 ア 事象の中には関数 としてとらえられるものがあることを知ること。 イ 関数 のグラフの特徴と関数のとる値の変化の割合について理解すること。 3 内容の取扱い (1) 内容の「A数と式」の(1)については,平方根表は取り扱わないものとする。 (2) 内容の「A数と式」の(2)などに関連して,自然数を素因数に分解することを取り扱うものとする。 (3) 内容の「A数と式」の(2)のイについては,公式が利用できる程度のものにとどめ,多項式を一つの文字に置き換えての因数分解は取り扱わないものとする。 (4) 内容の「A数と式」の(3)のイについては,(a,bは有理数で,実数解をもつもの)の二次方程式及び (p,qは整数で,実数解をもつもの)の二次方程式のうち内容の「A数と式」の(2)のイに示した公式を利用し因数分解を用いて解くことのできるものを取り上げることを原則とする。因数分解を用いて解くことができない二次方程式については,xの係数が偶数である簡単な例を取り上げ,平方の形に変形して解く方法があることを知ることにとどめるものとする。解の公式は取り扱わないものとする。

学習指導要項 中学3年 社会 (1) 個人の尊厳と人権の尊重の意義,特に自由・権利と責任・義務の関係を広い視野から正しく認識させ,民主主義に関する理解を深めるとともに,国民主権を担う公民として必要な基礎的教養を培う。 (2) 民主政治の意義,国民の生活の向上と経済活動とのかかわり及び現代の社会生活などについて,個人と社会とのかかわりを中心に理解を深めるとともに,社会の諸問題に着目させ,自ら考えようとする態度を育てる。 (3) 国際的な相互依存関係の深まりの中で,世界平和の実現と人類の福祉の増大のために,各国が相互に主権を尊重し,各国民が協力し合うことが重要であることを認識させるとともに,自国を愛し,その平和と繁栄を図ることが大切であることを自覚させる。 (4) 現代の社会的事象に対する関心を高め,様々な資料を適切に収集,選択して多面的・多角的に考察し,事実を正確にとらえ,公正に判断するとともに適切に表現する能力と態度を育てる。 2 内容 (1) 現代社会と私たちの生活 ア 現代日本の歩みと私たちの生活 現代日本の発展の過程と国際化の進展のあらましについて理解させるとともに,現代社会の特色に気付かせる。その際,高度経済成長から今日までの我が国や国際社会の変容について,国民生活と関連させて理解させるとともに,国際社会における我が国の役割について考えさせる。 イ 個人と社会生活 家族や地域社会などの機能を扱い,人間は本来社会的存在であることに着目させ,個人と社会とのかかわりについて考えさせる。その際,現在の家族制度における個人の尊厳と両性の本質的平等,社会生活における取決めの重要性やそれを守ることの意義及び個人の責任などに気付かせる。 (2) 国民生活と経済 ア 私たちの生活と経済 身近な消費生活を中心に経済活動の意義を理解させるとともに,価格の働きに着目させて市場経済の基本的な考え方について理解させる。また,現代の生産の仕組みのあらましや金融の働きについて理解させるとともに,社会における企業の役割と社会的責任について考えさせる。その際,社会生活における職業の意義と役割及び雇用と労働条件の改善について,勤労の権利と義務,労働組合の意義及び労働基準法の精神と関連付けて考えさせる。 イ 国民生活と福祉 国民生活と福祉の向上を図るために,国や地方公共団体が果たしている経済的な役割について考えさせる。その際,社会資本の整備,公害の防止など環境の保全,社会保障の充実,消費者の保護,租税の意義と役割及び国民の納税の義務について理解させるとともに,限られた財源の配分という観点から財政について考えさせる。 (3) 現代の民主政治とこれからの社会 ア 人間の尊重と日本国憲法の基本的原則 人間の尊重についての考え方を,基本的人権を中心に深めさせるとともに,法の意義に着目させ,民主的な社会生活を営むためには,法に基づく政治が大切であることを理解させ,我が国の政治が日本国憲法に基づいて行われていることの意義について考えさせる。また,日本国憲法が基本的人権の尊重,国民主権及び平和主義を基本的原則としていることについての理解を深め,日本国及び日本国民統合の象徴としての天皇の地位と天皇の国事に関する行為について理解させる。 イ 民主政治と政治参加 地方自治の基本的な考え方について理解させる。その際,地方公共団体の政治の仕組みについて理解させるとともに,住民の権利や義務に関連させて,地方自治の発展に寄与しようとする住民としての自治意識の基礎を育てる。また,国会を中心とする我が国の民主政治の仕組みのあらましや政党の役割を理解させ,議会制民主主義の意義について考えさせるとともに,多数決の原理とその運用の在り方について理解を深める。さらに,法に基づく公正な裁判の保障があることについて理解させるとともに,民主政治を推進するためには,公正な世論の形成と国民の政治参加が大切であることに気付かせる。その際,選挙の意義について考えさせる。 ウ 世界平和と人類の福祉の増大 世界平和の実現と人類の福祉の増大のためには,国家間の相互の主権の尊重と協力,各国民の相互理解と協力が大切であることを認識させる。その際,日本国憲法の平和主義について理解を深め,我が国の安全と防衛の問題について考えさせるとともに,核兵器の脅威に着目させ,戦争を防止し,世界平和を確立するための熱意と協力の態度を育てる。また,人類の福祉の増大を図り,よりよい社会を築いていくために解決すべき課題として,地球環境,資源・エネルギー問題などについて考えさせる。 3 内容の取扱い (1) 内容の取扱いについては,次の事項に配慮するものとする。 ア 地理的分野及び歴史的分野の学習の成果を活用するとともに,これらの分野で育成された能力や態度が,更に高まり発展するようにすること。また,社会的事象は相互に関連し合っていることに留意し,特定の内容に偏ることなく,分野全体として見通しをもったまとまりのある学習が展開できるようにすること。 イ 生徒が内容の基本的な意味を理解できるように配慮して,専門用語を乱用したり細かな事柄や程度の高い事項の学習に深入りしたりすることを避け,日常の社会生活と関連付けながら具体的事例を通して政治や経済などについての見方や考え方の基礎が養えるようにすること。 (2) 内容の(1)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アについては,次のとおり取り扱うものとすること。 (ア) 地理的分野,歴史的分野との関連を図り,世界と比べて見た日本や高度経済成長以降の我が国の節目となる歴史的事象についての学習を踏まえ,現代日本の様々な事象について身近な生活と関連付けて理解を深めることができるよう工夫を行うこと。 (イ) 調査や討論など多様な学習活動を取り入れたり,適切な課題を設けて行う学習を取り入れるなどの工夫を行うこと。例えば,日本経済の発展に伴う国民生活の向上,貿易を通しての日本と世界の結び付きの変化,国際社会における日本の役割の変化等の課題を設け,世界との関係を踏まえ,過去と現在との比較を通して追究させるなど,地理的分野,歴史的分野の学習の成果を生かすようにすること。 (ウ) 「現代日本の発展の過程」については,科学技術の発展や経済成長を通しての国民生活の変化,特に衣食住や生活意識の変化に着目させて理解させるとともに,職業や余暇生活の多様化,情報化の進展などが社会生活に与えた影響について気付かせること。 (エ) 「国際社会の変容」については,国際的な協力や協調が政治や経済の面で一層進んできたことに気付かせること。 (オ) 「国際社会における我が国の役割」については,国際平和や経済協力の具体的な事例を取り上げて考えさせること。 イ イについては,身近な社会集団として家族,学校,地域社会などを取り上げるとともに,個人が結び付いて社会が生まれ,社会生活が営まれていることを理解させ,社会生活を円滑にするために互いの合意に基づいてルールがつくられていることなど,日常の具体的な事例を取り上げて考えさせること。 ウ ア及びイについては,公民的分野の導入部として位置付け,適切かつ十分な授業時数を配当すること。 (3) 内容の(2)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アについては,網羅的で高度な取扱いにならないよう特に配慮するとともに,身近で具体的な事例を取り上げ,経済活動が様々な条件の中での選択を通じて行われるという点に着目させて,市場経済の基本的な考え方を理解させること。また,「金融の働き」については,具体例を取り上げて理解させること。 イ イについては,全体として,細かな事柄,制度や仕組みの学習に深入りすることを避け,あらましについて理解させること。また,「消費者の保護」については,消費者保護行政を中心に取り扱うこと。「財政」については,少子高齢社会など現代社会の特色を踏まえて考えさせること。 (4) 内容の(3)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アについては,日本国憲法の基本的な考え方を中心に理解させるようにし,条文解釈に深入りしないように留意すること。 イ イについては,次のとおり取り扱うものとすること。 (ア) 調査や見学などを通して具体的に理解させること。 (イ) 「地方公共団体の政治の仕組み」については,細かな事柄は取り扱わないようにし,基本的な内容の理解にとどめること。また,「国会を中心とする我が国の民主政治の仕組みのあらまし」については,議会制民主主義の意義,議院内閣制の仕組み,国民の権利・義務を保障し社会の秩序を維持するための裁判の働きなどの基本的な理解にとどめ,国会,内閣,裁判所の細かな組織や働きについて深入りしないこと。 ウ ウについては,次のとおり取り扱うものとすること。 (ア) 地理的分野,歴史的分野との関連を図り,その学習の成果を生かす工夫を行うこと。 (イ) 「世界平和の実現」については,領土(領海,領空を含む),国家主権,主権の相互尊重,国際連合の働きなど基本的な事項を踏まえて理解させるように留意すること。なお,国際連合などを取り上げる際には,主要な組織とその働きなどの基本的な理解にとどめること。 (ウ) 「国家間の相互の主権の尊重と協力」との関連で,国旗及び国歌の意義並びにそれらを相互に尊重することが国際的な儀礼であることを理解させ,それらを尊重する態度を育てるよう配慮すること。 (エ) 「地球環境,資源・エネルギー問題」については,適切な課題を設けて行う学習を取り入れるなどの工夫を行い,国際的な協力や協調の必要性に着目させるとともに,身近な地域の生活との関連性を重視し,世界的な視野と地域的な視点に立って追究させる工夫を行うこと。 (5) 内容の指導に当たっては,教育基本法第8条の規定に基づき,適切に行うよう特に慎重に配慮して,生徒の公正な判断力の育成を目指すものとする。

学習指導要項 中学3年 理科 1 目標 (1) 物質やエネルギーに関する事物・現象に対する関心を高め,その中に問題を見いだし意欲的に探究する活動を通して,規則性を発見したり課題を解決したりする方法を習得させる。 (2) 物理的な事物・現象についての観察,実験を行い,観察・実験技能を習得させ,観察,実験の結果を考察して自らの考えを導き出し表現する能力を育てるとともに,身近な物理現象,電流とその利用,運動の規則性などについて理解させ,これらの事象に対する科学的な見方や考え方を養う。 (3) 化学的な事物・現象についての観察,実験を行い,観察・実験技能を習得させ,観察,実験の結果を考察して自らの考えを導き出し表現する能力を育てるとともに,身の回りの物質,化学変化と原子,分子,物質と化学反応の利用などについて理解させ,これらの事象に対する科学的な見方や考え方を養う。 (4) 物質やエネルギーに関する事物・現象を調べる活動を通して,日常生活と関連付けて科学的に考える態度を養うとともに,自然を総合的に見ることができるようにする。 2 内容 (1) 身近な物理現象 身近な事物・現象についての観察,実験を通して,光や音の規則性,力の性質について理解させるとともに,これらの事象を日常生活と関連付けて科学的にみる見方や考え方を養う。 ア 光と音 (ア) 光の反射や屈折の実験を行い,光が水やガラスなどの物質の境界面で反射,屈折するときの規則性を見いだすこと。 (イ) 凸レンズの働きについての実験を行い,物体の位置と像の位置及び像の大きさの関係を見いだすこと。 (ウ) 音についての実験を行い,音はものが振動することによって生じ空気中などを伝わること及び音の高さや大きさは発音体の振動の仕方に関係することを知ること。 イ 力と圧力 (ア) 物体に力を働かせる実験を行い,物体に力が働くとその物体が変形したり動き始めたり,運動の様子が変わったりすることを見いだすとともに,物体に働く2力についての実験を行い,力がつり合うときの条件を見いだすこと。 (イ) 圧力についての実験を行い,圧力は力の大きさと面積に関係があることを見いだすとともに,空気に重さがあることを調べる実験を行い,その結果を大気圧と関連付けてとらえること。 (2) 身の回りの物質 身の回りの物質についての観察,実験を通して,固体や液体,気体の性質,物質の状態変化について理解させるとともに,物質の性質や変化の調べ方の基礎を身に付けさせる。 ア 物質のすがた (ア) 身の回りの物質の性質を様々な方法で調べ,物質には密度や電気の通りやすさ,加熱したときの変化など固有の性質と共通の性質があることを見いだすとともに,実験器具の操作,記録の仕方などの技能を身に付けること。 (イ) 物質の状態変化についての観察,実験を行い,物質は融点や沸点を境に状態が変化することや沸点の違いによって物質の分離ができることを見いだすこと。また,状態変化によって物質の体積は変化するが質量は変化しないことを見いだすこと。 (ウ) 気体を発生させてその性質を調べる実験を行い,気体の種類による特性を見いだすとともに,気体を発生させる方法や捕集法などの技能を身に付けること。 イ 水溶液 (ア) 物質が水に溶ける様子の観察や再結晶の実験を行い,水溶液の中では溶質が均一に分散していること及び水溶液から溶質を取り出す方法を見いだすこと。 (イ) 酸,アルカリを用いた実験を行い,酸,アルカリの性質を見いだすとともに,酸とアルカリを混ぜると中和して塩が生成することを見いだすこと。 (3) 電流とその利用 電流回路についての観察,実験を通して,電流と電圧との関係及び電流の働きについて理解させるとともに,日常生活と関連付けて電流と磁界についての初歩的な見方や考え方を養う。 ア 電流 (ア) 異なる物質同士をこすり合わせると静電気が起こり,帯電した物体間では空間を隔てて力が働くこと及び静電気と電流は関係があることを見いだすこと。 (イ) 回路をつくり,回路の電流や電圧を測定する実験を行い,各点を流れる電流や回路の各部に加わる電圧についての規則性を見いだすこと。 (ウ) 金属線に加わる電圧と電流を測定する実験を行い,電圧と電流の関係を見いだすとともに金属線には電気抵抗があることを見いだすこと。 イ 電流の利用 (ア) 磁石や電流による磁界の観察を行い,磁界を磁力線で表すことを理解するとともに,コイルの回りに磁界ができることを知ること。 (イ) 磁石とコイルを用いた実験を行い,磁界中のコイルに電流を流すと力が働くこと及びコイルや磁石を動かすことにより電流が得られることを見いだすこと。 (ウ) 電流によって熱や光などを発生させる実験を行い,電流から熱や光などが取り出せること及び電力の違いによって発生する熱や光などの量に違いがあることを見いだすこと。 (4) 化学変化と原子,分子 化学変化についての観察,実験を通して,化合,分解などにおける物質の変化やその量的な関係について理解させるとともに,これらの事象を原子,分子のモデルと関連付けてみる見方や考え方を養う。 ア 物質の成り立ち (ア) 物質を分解する実験を行い,分解して生成した物質から元の物質の成分が推定できることを見いだすこと。 (イ) 物質は原子や分子からできていることを理解し,原子は記号で表されることを知ること。 イ 化学変化と物質の質量 (ア) 2種類の物質を化合させる実験を行い,反応前とは異なる物質が生成することを見いだすとともに,化学変化は原子や分子のモデルで説明できること,化合物の組成は化学式で表されること及び化学反応は化学反応式で表されることを理解すること。 (イ) 化学変化に関係する物質の質量を測定する実験を行い,反応の前後では物質の質量の総和が等しいこと及び反応する物質の質量の間には一定の関係があることを見いだすこと。 (5) 運動の規則性 物体の運動やエネルギーに関する観察,実験を通して,物体の運動の規則性やエネルギーの基礎について理解させるとともに,日常生活と関連付けて運動とエネルギーの初歩的な見方や考え方を養う。 ア 運動の規則性 (ア) 物体の運動についての観察,実験を行い,運動には速さと向きがあることを知ること。 (イ) 物体に力が働く運動及び力が働かない運動についての観察,実験を行い,力が働く運動では物体の速さなどが変わること及び力が働かない運動では物体は等速直線運動をすることを見いだすこと。 (ウ) エネルギーに関する実験や体験を通して,エネルギーには運動エネルギー,位置エネルギー,電気,熱や光など様々なものがあることを知るとともに,エネルギーが相互に変換されること及びエネルギーが保存されることを知ること。 (6) 物質と化学反応の利用 物質と化学反応に関する事象の観察,実験を通して,物質と化学反応の利用について理解させるとともに,これらの事象を日常生活と関連付けて科学的にみる見方や考え方を養う。 ア 物質と化学反応の利用 (ア) 酸化や還元の実験を行い,酸化や還元が酸素の関係する反応であることを見いだすこと。 (イ) 化学変化によって熱や電気を取り出す実験を行い,化学変化にはエネルギーの出入りが伴うことを見いだすこと。 (7) 科学技術と人間 エネルギー資源の利用と環境保全との関連や科学技術の利用と人間生活とのかかわりについて認識を深めるとともに,日常生活と関連付けて科学的に考える態度を養う。 ア エネルギー資源 (ア) 人間が利用しているエネルギーには水力,火力,原子力など様々なものがあることを知るとともに,エネルギーの有効な利用が大切であることを認識すること。 イ 科学技術と人間 (ア) 科学技術の進歩による成果として新素材などの利用が行われ,日常生活が豊かで便利になったことを知るとともに,環境との調和を図りながら科学技術を発展させていく必要があることを認識すること。 3 内容の取扱い (1) 内容の(1)から(7)については,この順序で取り扱うものとする。 (2) 内容の(1)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アの(ア)については,全反射も扱うが,屈折率は扱わないこと。 イ アの(イ)については,実像と虚像を扱うが,レンズの公式は扱わないこと。また,像の位置,像の大きさの関係を実験により定性的に調べること。 ウ アの(ウ)については,音の伝わる速さについて,空気中を伝わるおよその速さを扱う程度とし,気温などとの関係には触れないこと。 エ イの(ア)については,力の合成と分解は扱わないこと。また,力の単位として「ニュートン」を用いること。 オ イの(イ)については,水圧は扱わないこと。 (3) 内容の(2)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アの(ア)については,有機物と無機物との違いや金属と非金属との違いにも触れること。「密度」については,同じ体積でも質量が異なるものがあることを知る程度にとどめること。 イ アの(イ)については,混合物の状態変化には深入りしないこと。 ウ アの(ウ)については,異なる方法を用いても同一の気体が得られることも扱うこと。 エ イの(ア)については,溶解度を定量的に扱うことはしないこと。 (4) 内容の(3)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アの(ア)については,帯電列には触れないこと。 イ アの(イ)の「回路」については,直列及び並列の回路のみを取り上げ,それぞれについて二つの抵抗のつなぎ方を扱う程度にとどめること。 ウ アの(ウ)の「電気抵抗」については,物質の種類によって抵抗の値が異なることを扱う程度とし,合成抵抗の式は扱わないこと。 エ イの(イ)については,レンツの法則,フレミングの法則は扱わないこと。 オ イの(ウ)については,電力量の概念は扱わないこと。また,定量的な扱いはしないこと。 (5) 内容の(4)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アの(イ)の「記号」については,指導上必要最小限のものにとどめること。 イ イの(ア)の「化学式」の種類については,必要最小限にとどめること。 「化学反応式」については,簡単な化学反応式が書ける程度とすること。 (6) 内容の(5)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アの(ア)については,物体に力が働くとき反対向きにも力が働くことに触れること。 イ アの(イ)の「物体に力が働く運動」のうち,落下運動については自由落下ではなく斜面に沿った運動を扱い,規則性を定性的に見いだすこと。 ウ アの(ウ)については,エネルギーの変換に関連して摩擦にも触れること。 (7) 内容の(6)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アの(ア)の「酸化や還元」については,必要最小限のものに限ること。 イ アの(イ)の「エネルギーの出入り」については,定量的な扱いはしないこと。また,イオンについては扱わないこと。

学習指導要項 中学3年 英語 (ウ) 第3学年における言語活動 第2学年の学習を基礎として,言語の使用場面や言語の働きを一層広げた言語活動を行わせること。その際,第2学年に加え,特に,様々な考えや意見などの中からコミュニケーションが図れるような話題を取り上げること。 (1) 英語を聞くことに慣れ親しみ,初歩的な英語を聞いて話し手の意向などを理解できるようにする。 (2) 英語で話すことに慣れ親しみ,初歩的な英語を用いて自分の考えなどを話すことができるようにする。 (3) 英語を読むことに慣れ親しみ,初歩的な英語を読んで書き手の意向などを理解できるようにする。 (4) 英語で書くことに慣れ親しみ,初歩的な英語を用いて自分の考えなどを書くことができるようにする。 2 内容 (1) 言語活動 英語を理解し,英語で表現する能力を養うため,次の言語活動を3学年間を通して行わせる。 ア 聞くこと 主として次の事項について指導する。 (ア) 強勢,イントネーション,区切りなど基本的な英語の音声の特徴をとらえ,正しく聞き取ること。 (イ) 自然な口調で話されたり読まれたりする英語を聞いて,具体的な内容や大切な部分を聞き取ること。 (ウ) 質問や依頼などを聞いて適切に応じること。 (エ) 話し手に聞き返すなどして内容を正しく理解すること。 イ 話すこと 主として次の事項について指導する。 (ア) 強勢,イントネーション,区切りなど基本的な英語の音声の特徴に慣れ,正しく発音すること。 (イ) 自分の考えや気持ちなどが聞き手に正しく伝わるように話すこと。 (ウ) 聞いたり読んだりしたことについて,問答したり意見を述べ合ったりすること。 (エ) つなぎ言葉を用いるなどいろいろな工夫をして話が続くように話すこと。 ウ 読むこと 主として次の事項について指導する。 (ア) 文字や符号を識別し,正しく読むこと。 (イ) 書かれた内容を考えながら黙読したり,その内容が表現されるように音読すること。 (ウ) 物語や説明文などのあらすじや大切な部分を読み取ること。 (エ) 伝言や手紙などから書き手の意向を理解し,適切に応じること。 エ 書くこと 主として次の事項について指導する。 (ア) 文字や符号を識別し,語と語の区切りなどに注意をして正しく書くこと。 (イ) 聞いたり読んだりしたことについてメモをとったり,感想や意見などを書いたりすること。 (ウ) 自分の考えや気持ちなどが読み手に正しく伝わるように書くこと。 (エ) 伝言や手紙などで読み手に自分の意向が正しく伝わるように書くこと。


中学3年生の授業時数表

国語社会数学理科音楽美術保健体育技術・家庭外国語道徳の授業時数特別活動の授業時数選択教科等に充てる授業時数総合的な学習の時間の授業時数総授業時数
1058510580353590351053535105~16570~130980

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