学習指導要項 中学2年 国語 (1) 自分のものの見方や考え方を深め,目的や場面に応じて的確に話したり聞いたりする能力を身に付けさせるとともに,話し言葉を豊かにしようとする態度を育てる。 (2) 様々な材料を基にして自分の考えを深め,自分の立場を明らかにして,論理的に書き表す能力を身に付けさせるとともに,文章を書くことによって生活を豊かにしようとする態度を育てる。 (3) 目的や意図に応じて文章を読み,広い範囲から情報を集め,効果的に活用する能力を身に付けさせるとともに,読書を生活に役立て自己を向上させようとする態度を育てる。 2 内容 A 話すこと・聞くこと (1) 話すこと・聞くことの能力を育成するため,次の事項について指導する。 ア 広い範囲から話題を求め,話したり聞いたりして,自分のものの見方や考え方を広めたり,深めたりすること。 イ 話の中心の部分と付加的な部分,事実と意見との関係に注意し,話の論理的な構成や展開を考えて,話したり聞き取ったりすること。 ウ 話の内容や意図に応じた適切な語句の選択,文の効果的な使い方など説得力のある表現の仕方に注意して,話したり聞き取ったりすること。 エ 相手の立場や考えを尊重し,話合いが目的に沿って効果的に展開するように話したり聞き分けたりして,自分の考えを深めること。 B 書くこと (1) 書くことの能力を育成するため,次の事項について指導する。 ア 広い範囲から課題を見付け,必要な材料を集め,自分のものの見方や考え方を深めること。 イ 自分の立場及び伝えたい事実や事柄を明確にすること。 ウ 文章の形態に応じて適切な構成を工夫すること。 エ 自分の意見が相手に効果的に伝わるように,根拠を明らかにし,論理の展開を工夫して書くこと。 オ 書いた文章を読み返し,文や文章を整えて,説得力のある文章にすること。 カ 書いた文章を互いに読み合い,論理の展開の仕方や材料の活用の仕方などについて自分の表現に役立てること。 C 読むこと (1) 読むことの能力を育成するため,次の事項について指導する。 ア 文脈の中における語句の効果的な使い方について理解し,自分の言葉の使い方に役立てること。 イ 書き手の論理の展開の仕方を的確にとらえ,内容の理解や自分の表現に役立てること。 ウ 表現の仕方や文章の特徴に注意して読むこと。 エ 文章を読んで人間,社会,自然などについて考え,自分の意見をもつこと。 オ 目的をもって様々な文章を読み,必要な情報を集めて自分の表現に役立てること。 〔言語事項〕 (1) 「A話すこと・聞くこと」,「B書くこと」及び「C読むこと」の指導を通して,次の事項について指導する。 ア 音声の働きや仕組みについて関心をもち,理解を深めること。 イ 慣用句,類義語と対義語,同音異義語や多義的な意味を表す語句の意味や用法に注意すること。 ウ 抽象的な概念などを表す多様な語句についての理解を深め,語感を磨き語彙を豊かにすること。 エ 相手や目的に応じて話や文章の形態や展開に違いがあることに気付くこと。 オ 文の中の文の成分の順序や照応,文の組立てなどについて考えること。 カ 単語の活用について理解し,助詞や助動詞などの働きに注意すること。 キ 共通語と方言の果たす役割などについて理解するとともに,敬語についての理解を深め生活の中で適切に使えるようにすること。 (2) 漢字に関する次の事項について指導する。 ア (第2学年) 第1学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字のうち 300字程度から 350字程度までの漢字を読むこと。 (第3学年) 第2学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字の大体を読むこと。 イ (第2学年) 学年別漢字配当表の漢字のうち 950字程度の漢字を書き,文や文章の中で使うこと。 (第3学年) 学年別漢字配当表に示されている漢字を書き,文や文章の中で使うこと。 (3) 書写に関する次の事項について指導する。 ア 字形,文字の大きさ,配列・配置などに配慮し,目的や必要に応じて調和よく書くこと。 イ 漢字の楷書や行書とそれらに調和した仮名の書き方を理解して書くとともに,読みやすく速く書くこと。
学習指導要項 中学2年 数学 (1) 文字を用いた式について,目的に応じて計算したり変形したりする能力を伸ばすとともに,連立二元一次方程式について理解し,それを用いる能力を養う。 (2) 基本的な平面図形の性質について,観察,操作や実験を通して理解を深めるとともに,図形の性質の考察における数学的な推論の意義と方法とを理解し,推論の過程を的確に表現する能力を養う。 (3) 具体的な事象を調べることを通して,一次関数について理解するとともに,関数関係を見いだし表現し考察する能力を養う。また,具体的な事象についての観察や実験を通して,確率の考え方の基礎を培う。 2 内容 A 数と式 (1) 事象の中に数量の関係を見いだし,それを文字を用いて式に表現し活用する能力を伸ばすとともに,文字を用いた式の四則計算ができるようにする。 ア 簡単な整式の加法,減法及び単項式の乗法,除法の計算ができること。 イ 数量及び数量の関係をとらえるために文字式を利用できることを理解すること。 ウ 目的に応じて,簡単な式を変形できること。 (2) 連立二元一次方程式について理解し,それを用いることができるようにする。 ア 二元一次方程式とその解の意味を理解すること。 イ 連立二元一次方程式とその解の意味を理解し,簡単な連立二元一次方程式を解くことができ,それを利用できること。 〔用語・記号〕 同類項 B 図形 (1) 観察,操作や実験を通して,基本的な平面図形の性質を見いだし,平行線の性質を基にしてそれらを確かめることができるようにする。 ア 平行線や角の性質を理解し,それに基づいて図形の性質を確かめることができること。 イ 平行線の性質や三角形の角についての性質を基にして,多角形の角についての性質が見いだせることを知ること。 (2) 平面図形の性質を三角形の合同条件などを基にして確かめ,論理的に考察する能力を養う。 ア 証明の意義と方法について理解すること。 イ 三角形の合同条件を理解し,それに基づいて三角形や平行四辺形の性質を論理的に確かめることができること。 ウ 円周角と中心角の関係を観察や実験などを通して見いだし,それが論理的に確かめられることを知ること。 〔用語・記号〕 対頂角 内角 外角 定義 証明 ≡ C 数量関係 (1) 具体的な事象の中から二つの数量を取り出し,それらの変化や対応を調べることを通して,一次関数について理解するとともに,関数関係を見いだし表現し考察する能力を養う。 ア 事象の中には一次関数を用いてとらえられるものがあることを知ること。 イ 一次関数のとる値の変化の割合とグラフの特徴を理解するとともに,一次関数を利用できること。 ウ 二元一次方程式を関数を表す式とみることができること。 (2) 具体的な事象についての観察や実験を通して,確率について理解する。 ア 起こり得る場合を順序よく整理することができること。 イ 不確定な事象が起こり得る程度を表す確率の意味を理解し,簡単な場合について確率を求めることができること。 3 内容の取扱い (1) 内容の「A数と式」の(2)のイについては,A=B=Cの形の連立二元一次方程式は取り扱わないものとする。 (2) 内容の「B図形」の(2)のイに関連して,正方形,ひし形,長方形を取り扱う際には,これらが平行四辺形の特別な形であることを理解するにとどめるものとする。 (3) 内容の「B図形」の(2)のウについては,円周角の定理の逆は取り扱わないものとする。 (4) 内容の「C数量関係」の(1)のウについては,x=hは取り扱わないものとする。 (5) 内容の「C数量関係」の(2)のイについては,起こり得るすべての場合を樹形図などを利用して簡単に求めることができる程度の事象を取り上げるものとする。 (6) 内容の「C数量関係」の(2)のイについては,確率を余事象の考えによって求めることは取り扱わないものとする。
学習指導要項 中学2年 社会 (1) 歴史的事象に対する関心を高め,我が国の歴史の大きな流れと各時代の特色を世界の歴史を背景に理解させ,それを通して我が国の文化と伝統の特色を広い視野に立って考えさせるとともに,我が国の歴史に対する愛情を深め,国民としての自覚を育てる。 (2) 国家・社会及び文化の発展や人々の生活の向上に尽くした歴史上の人物と現在に伝わる文化遺産を,その時代や地域との関連において理解させ,尊重する態度を育てる。 (3) 歴史に見られる国際関係や文化交流のあらましを理解させ,我が国と諸外国の歴史や文化が相互に深くかかわっていることを考えさせるとともに,他民族の文化,生活などに関心をもたせ,国際協調の精神を養う。 (4) 身近な地域の歴史や具体的な事象の学習を通して歴史に対する興味や関心を高め,様々な資料を活用して歴史的事象を多面的・多角的に考察し公正に判断するとともに適切に表現する能力と態度を育てる。 2 内容 (1) 歴史の流れと地域の歴史 ア 我が国の歴史について,関心ある主題を設定しまとめる作業的な活動を通して,時代の移り変わりに気付かせるとともに,歴史を学ぶ意欲を高める。 イ 身近な地域の歴史を調べる活動を通して,地域への関心を高め,地域の具体的な事柄とのかかわりの中で我が国の歴史を理解させるとともに,歴史の学び方を身に付けさせる。 (2) 古代までの日本 ア 人類が出現し,やがて世界の古代文明が生まれたこと,また,日本列島で狩猟・採集を行っていた人々の生活が農耕の広まりとともに変化していったことを理解させる。 イ 国家が形成されていく過程のあらましを,東アジアとのかかわり,古墳の広まり,大和朝廷による統一を通して理解させる。その際,当時の人々の信仰,大陸から移住してきた人々の我が国の社会に果たした役割に気付かせる。 ウ 大陸の文物や制度を積極的に取り入れながら国家の仕組みが整えられ,その後,天皇・貴族の政治が展開されたことを,聖徳(しょうとく)太子の政治と大化の改新,律令(りつりょう)国家の確立,摂関政治を通して理解させる。 エ 国際的な要素をもった文化が栄え,後に文化の国風化が進んだことを理解させる。 (3) 中世の日本 ア 武士が台頭し武家政権が成立したこととその後の武家社会の展開を鎌倉(かまくら)幕府の成立,南北朝の争乱と室町幕府,応仁(おうにん)の乱後の社会的な変動を通して理解させるとともに,元寇(げんこう),日明(にちみん)貿易,琉球(りゅうきゅう)の国際的な役割など,その間の東アジア世界とのかかわりに気付かせる。 イ 農業などの諸産業が発達し,畿内(きない)を中心とした都市や農村に自治的な仕組みが生まれたことを理解させるとともに,武士や民衆の活力を背景にして生み出された新たな文化の特色について考えさせる。 (4) 近世の日本 ア 戦国の動乱とその時期のヨーロッパ人の来航について理解させるとともに,その文化の伝来が我が国の社会に及ぼした影響について考えさせる。 イ 織田(おだ)・豊臣(とよとみ)による統一事業とその当時の対外関係のあらましを通して政治や社会の大きな変化を理解させるとともに,武将や豪商などの生活文化の展開に気付かせる。 ウ 江戸幕府の成立と大名統制,鎖国政策,身分制度の確立及び農村の様子を通して,江戸幕府の政治の特色について考えさせる。その際,鎖国下の対外関係に気付かせる。 エ 産業,交通などが発達し,町人文化が都市を中心に形成されたことを理解させるとともに,地方の生活文化について着目させ,現在との結び付きについて考えさせる。 オ 社会の変動や欧米諸国の接近に対応した幕府の政治改革と政治の行き詰まりを理解させるとともに,新しい学問・思想の動きについて気付かせる。 (5) 近現代の日本と世界 ア 市民革命や産業革命を経た欧米諸国のアジアへの進出を背景に,開国とその影響について理解させる。 イ 明治維新の経緯のあらましを理解させ,新政府の諸改革により近代国家の基礎が整えられたことに気付かせるとともに,人々の生活の大きな変化について考えさせる。 ウ 急速に近代化を進めた我が国の国際的地位の向上と大陸との関係のあらましを,自由民権運動と大日本帝国憲法の制定,日清(にっしん)・日露戦争,条約改正を通して理解させる。 エ 政府の富国強兵・殖産興業政策の下で進展した我が国の近代産業が産業革命を経て発展したことと,その中での国民生活の変化について理解させる。また,この時期に近代文化が形成され,都市を中心に文化の大衆化が進んだことに気付かせる。 オ 第一次世界大戦前後の国際情勢のあらましを理解させるとともに,民族運動の高まり,国際平和への努力,この時期の我が国の国民の政治的自覚の高まりに気付かせる。 カ 昭和初期から第二次世界大戦の終結までの我が国の政治・外交の動き,中国などアジア諸国との関係,欧米諸国の動きに着目させて,経済の混乱と社会問題の発生,軍部の台頭から戦争までの経過を理解させるとともに,戦時下の国民の生活に着目させる。また,大戦が人類全体に惨禍を及ぼしたことを理解させる。 キ 第二次世界大戦後,国際社会に復帰するまでの我が国の民主化と再建の過程や国際社会への参加について,世界の動きと関連させて理解させる。 ク 高度経済成長以降の我が国の動きを世界の動きと関連させてとらえさせ,経済や科学技術の急速な発展とそれに伴う国民の生活の向上や国際社会において我が国の役割が大きくなってきたことについて気付かせる。 3 内容の取扱い (1) 内容の取扱いについては,次の事項に配慮するものとする。 ア 生徒の発達段階を考慮し,抽象的で高度な内容や複雑な社会構造などに深入りすることは避けるとともに,各時代の特色を表す歴史的事象を重点的に選んで指導内容を構成することにより,細かな知識を記憶するだけの学習に陥らないようにすること。なお,年代の表し方や時代区分についても基本的な理解を得させるようにすること。 イ 世界の歴史については,我が国の歴史を理解する際の背景として我が国の歴史と直接かかわる事柄を取り扱うにとどめること。 ウ 歴史的事象の指導に当たっては,地理的分野との連携を踏まえ,地理的条件にも着目して取り扱うよう工夫するとともに,公民的分野との関連にも配慮すること。 エ 国家・社会及び文化の発展や人々の生活の向上に尽くした歴史上の人物に対する生徒の興味・関心を育てる指導に努めるとともに,それぞれの人物が果たした役割や生き方などについて時代的背景と関連付けて考察させるようにすること。その際,身近な地域の歴史上の人物を取り上げることにも留意すること。 オ 日本人の生活や生活に根ざした文化については,各時代の政治や社会の動き及び各地域の地理的条件,身近な地域の歴史とも関連付けて指導するとともに,民俗学などの成果の活用や博物館,郷土資料館などの見学・調査を通じて,生活文化の展開を具体的に学ぶことができるようにすること。 (2) 内容の(1)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アについては,小学校における学習を踏まえ,中学校の歴史学習の導入として実施することを原則とすること。取り上げる主題は幾つかの時代にまたがるものとし,各時代ごとの細かな事象への深入りを避けるようにすること。 イ イについては,内容の(2)以下とかかわらせて計画的に実施し,地域の特性に応じた時代を取り上げるようにするとともに,人々の生活や生活に根ざした文化に着目した取扱いを工夫すること。その際,博物館,郷土資料館などの活用も考慮すること。 ウ ア及びイについては,適切かつ十分な授業時数を配当すること。 (3) 内容の(2)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アの「世界の古代文明」については,中国の古代文明を例として取り上げ,生活技術の発達,文字の使用などに気付かせるようにすること。また,稲作が大陸から日本列島に伝わったことについて気付かせるようにすること。 イ イの「国家が形成されていく過程のあらまし」については,氏姓制度などの細かな事象に深入りしないようにすること。また,「東アジアとのかかわり」については,我が国との交流を扱い,東アジアにおける王朝の変遷などの詳細は取り扱わないこと。 ウ ウについては,律令国家の形成以後,それを変質させながら奈良の都や平安京において天皇・貴族の政治が行われたことをとらえさせる観点から取り扱うようにすること。その際,律令制の変質や律令政治の実態などに深入りしないようにすること。 エ エについては,代表的な事例を取り上げて,仏教の影響,文化を担った人々などに着目して取り扱い,網羅的な取扱いにならないようにすること。 オ 考古学などの成果を活用するとともに,神話・伝承などの学習を通して,当時の人々の信仰やものの見方などに気付かせるよう留意すること。 (4) 内容の(3)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アについては,武家政治の特色をとらえさせるようにし,「武家社会の展開」については,土地制度などの細かな史実や政治機構の詳細などに深入りしないようにすること。 イ イの「農村」については,徳政令,一揆(いっき)について網羅的な取扱いにならないようにするとともに,それらの内容に深入りしないようにすること。文化については,代表的な事例を取り上げてその特色を考えさせるようにし,網羅的な取扱いにならないようにすること。 (5) 内容の(4)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アの「ヨーロッパ人の来航」の背景については,新航路の開拓を中心に取り扱い,宗教改革については深入りしないようにすること。 イ イについては,それまでの時代との違いを理解させることを中心にし,細かな史実に深入りしないようにすること。 ウ ウの「鎖国下の対外関係」については,オランダ,中国との交易のほか,朝鮮との交流や琉球の役割についても扱うようにすること。また,北方との交易をしていたアイヌについても着目させるようにすること。 エ エの「産業,交通などが発達」したことについては,身近な地域の特色を生かして学習することを中心にし,網羅的な取扱いにならないようにすること。また,「町人文化」については,代表的な事例を取り上げて特色を考えさせるようにし,網羅的な取扱いにならないようにすること。「地方の生活文化」については,身近な地域の事例を取り上げるよう配慮すること。 オ オの「社会の変動」については,商業の発達,百姓一揆などを農村の変化との関連で取り扱うが,高度な内容や細かな史実に深入りしないようにすること。「欧米諸国の接近」については,国内の対応を扱うにとどめること。「幕府の政治改革と政治の行き詰まり」については,代表的な事例を通して指導するようにすること。 (6) 内容の(5)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アの「市民革命」や「産業革命」については,代表的な一,二の国の例を取り上げて扱うようにすること。「欧米諸国のアジアへの進出」については,近代社会の成立の下,新たな市場や原料,植民地を求めてアジアにも進出したものであることを欧米諸国の事例を選んで取り上げるようにすること。ただし,これらは我が国の歴史を理解するための背景として取り扱うにとどめ,各事象の詳細にわたらないようにすること。 イ イの「明治維新」については,複雑な国際情勢の中で独立を保ち,近代国家を形成していった政府や人々の努力に気付かせるようにすること。「新政府の諸改革」については,廃藩置県,学制・兵制・税制の改革,身分制度の廃止,領土の画定を扱うこと。 ウ ウの「大日本帝国憲法の制定」については,これにより当時アジアで唯一の立憲制の国家が成立し議会政治が始まったことの意義について気付かせるようにすること。また,「条約改正」については,欧米諸国との対等の外交関係を樹立するための人々の努力に気付かせるようにすること。 エ エの「産業革命」については,都市や農山漁村の生活に大きな変化が生じたことに気付かせるようにすること。また,「近代文化」については,学問,教育,科学技術,芸術などの発展を扱い,その進歩が著しかったことや伝統的な文化の上に欧米文化を受容して形成されたものであることを,代表的な事例を取り上げて気付かせるようにし,網羅的な取扱いにならないようにすること。 オ オの「第一次世界大戦前後の国際情勢のあらまし」については,大戦の背景,日本の参戦,ロシア革命,戦後の国際協調の動きを通して,世界の動きと我が国との関連を重点的にとらえさせるようにすること。また,「我が国の国民の政治的自覚の高まり」については,大正デモクラシーの時期の政党政治の発達,民主主義思想の普及,社会運動の展開を扱うが,詳細な経緯は取り扱わないこと。 カ カについては,世界の動きと我が国との関連を重点的にとらえさせるとともに,国際協調と国際平和の実現に努めることが大切であることに気付かせるようにすること。 キ キについては,国民が苦難を乗り越えて新しい日本の建設に努力したことに気付かせるようにすること。 ク クについては,節目となる歴史的事象を取り上げて扱うようにすること。
学習指導要項 中学2年 理科 (1) 生物とそれを取り巻く自然の事物・現象に対する関心を高め,その中に問題を見いだし意欲的に探究する活動を通して,規則性を発見したり課題を解決したりする方法を習得させる。 (2) 生物や生物現象についての観察,実験を行い,観察・実験技能を習得させ,観察,実験の結果を考察して自らの考えを導きだし表現する能力を育てるとともに,植物や動物の生活と種類,生物の細胞と生殖などについて理解させ,これらの事象に対する科学的な見方や考え方を養う。 (3) 地学的な事物・現象についての観察,実験を行い,観察・実験技能を習得させ,観察,実験の結果を考察して自らの考えを導きだし表現する能力を育てるとともに,大地の変化,天気とその変化,地球と宇宙などについて理解させ,これらの事象に対する科学的な見方や考え方を養う。 (4) 生物とそれを取り巻く自然の事物・現象を調べる活動を行い,自然の調べ方を身に付けるとともに,これらの活動を通して自然環境を保全し,生命を尊重する態度を育て,自然を総合的に見ることができるようにする。 2 内容 (1) 植物の生活と種類 身近な植物についての観察,実験を通して,生物の調べ方の基礎を身に付けさせるとともに,植物の体のつくりと働きを理解させ,植物の種類やその生活についての認識を深める。 ア 生物の観察 (ア) 校庭や学校周辺の生物の観察を行い,いろいろな生物が様々な場所で生活していることを見いだすとともに,観察器具の操作,観察記録の仕方などの技能を身に付け,生物の調べ方の基礎を習得させること。 イ 植物の体のつくりと働き (ア) いろいろな植物の花の観察を行い,その観察記録に基づいて,花の基本的なつくりの特徴を見いだすとともに,それらを花の働きと関連付けてとらえること。 (イ) いろいろな植物の葉,茎,根の観察を行い,その観察記録に基づいて,葉,茎,根の基本的なつくりの特徴を見いだすとともに,それらを光合成,呼吸,蒸散に関する実験結果と関連付けてとらえること。 ウ 植物の仲間 (ア) 花や葉,茎,根の観察記録に基づいて,それらを相互に関連付けて考察し,植物が体のつくりの特徴に基づいて分類できることを見いだすとともに,植物の種類を知る方法を身に付けること。 (2) 大地の変化 大地の活動の様子や身近な地形,地層,岩石などの観察を通して,地表に見られる様々な事物・現象を大地の変化と関連付けてみる見方や考え方を養う。 ア 地層と過去の様子 (ア) 野外観察を行い,観察記録を基に,地層のでき方を考察し,重なり方の規則性を見いだすとともに,地層をつくる岩石とその中の化石を手掛かりとして過去の環境と年代を推定すること。 イ 火山と地震 (ア) 火山の形,活動の様子及びその噴出物を調べ,それらを地下のマグマの性質と関連付けてとらえるとともに,火山岩と深成岩の観察を行い,それらの組織の違いを成因と関連付けてとらえること。 (イ) 地震の体験や記録を基に,その揺れの大きさや伝わり方の規則性に気付くとともに,地震の原因を地球内部の働きと関連付けてとらえ,地震に伴う土地の変化の様子を理解すること。 (3) 動物の生活と種類 身近な動物についての観察,実験を通して,動物の体のつくりと働きを理解させるとともに,動物の種類やその生活についての認識を深める。 ア 動物の体のつくりと働き (ア) 身近な動物の観察を行い,その観察記録に基づいて,動物の体のつくりと働きとを関連付けてとらえること。 (イ) 動物が外界の刺激に適切に反応している様子の観察を行い,その仕組みを感覚器官,神経系及び運動器官のつくりと関連付けてとらえること。 (ウ) 消化や呼吸,血液の循環についての観察や実験を行い,動物の体には必要な物質を取り入れ運搬し,不要な物質を排出する仕組みがあることを観察や実験の結果と関連付けてとらえること。 イ 動物の仲間 (ア) 身近な動物の観察記録に基づいて,体のつくりや子の生まれ方などの特徴を比較し,動物が幾つかの仲間に分類できることを見いだすこと。 (4) 天気とその変化 身近な気象の観察,観測を通して,天気変化の規則性に気付かせるとともに,気象現象についてそれが起こる仕組みと規則性についての認識を深める。 ア 気象観測 (ア) 校庭などで気象観測を行い,観測方法や記録の仕方などを身に付けるとともに,その観測記録などに基づいて,気温,湿度,気圧,風向などの変化と天気との関係を見いだすこと。 イ 天気の変化 (ア) 霧や雲の発生についての観察,実験を行い,そのでき方を気圧,気温及び湿度の変化と関連付けてとらえること。 (イ) 前線の通過に伴う天気変化の観測結果などに基づいて,その変化を暖気,寒気と関連付けてとらえること。 (5) 生物の細胞と生殖 身近な生物についての観察,実験を通して,細胞のレベルで見た生物の体のつくりと生殖について理解させるとともに,親の形質が子に伝わる現象について認識させる。 ア 生物と細胞 (ア) いろいろな細胞の観察を行い,生物の体が細胞からできていること及び植物と動物の細胞のつくりの特徴を見いだすこと。 (イ) 体細胞分裂の観察を行い,その過程を確かめるとともに,細胞の分裂を生物の成長と関連付けてとらえること。 イ 生物の殖え方 (ア) 身近な生物の殖え方を観察し,有性生殖と無性生殖の特徴を見いだすとともに,生物が殖えていくときに親の形質が子に伝わることを見いだすこと。 (6) 地球と宇宙 身近な天体の観察を通して,地球の運動について考察させるとともに,太陽の特徴及び太陽系についての認識を深める。 ア 天体の動きと地球の自転・公転 (ア) 天体の日周運動の観察を行い,その観察記録を地球の自転と関連付けてとらえること。 (イ) 四季の星座の移り変わり,季節による昼夜の長さ,太陽高度の変化などの観察を行い,その観察記録を地球の公転や地軸の傾きと関連付けてとらえること。 イ 太陽系と惑星 (ア) 太陽,恒星,惑星とその動きの観察を行い,その観察記録や資料に基づいて,太陽の特徴を見いだし,恒星と惑星の特徴を理解するとともに,惑星の公転と関連付けて太陽系の構造をとらえること。 (7) 自然と人間 微生物の働きや自然環境を調べ,自然界における生物相互の関係や自然界のつり合いについて理解し,自然と人間のかかわり方について総合的に見たり考えたりすることができるようにする。 ア 自然と環境 (ア) 微生物の働きを調べ,植物,動物及び微生物を栄養摂取の面から相互に関連付けてとらえるとともに,自然界では,これらの生物がつり合いを保って生活していることを見いだすこと。 (イ) 学校周辺の身近な自然環境について調べ,自然環境は自然界のつり合いの上に成り立っていることを理解するとともに,自然環境を保全することの重要性を認識すること。 イ 自然と人間 (ア) 自然がもたらす恩恵や災害について調べ,これらを多面的,総合的にとらえて,自然と人間のかかわり方について考察すること。 3 内容の取扱い (1) 内容の(1)から(7)については,この順序で取り扱うものとする。 (2) 内容の(1)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア ア及びイについては,器具を用いた観察では,細胞の構造などについては内容の(5)で扱うので深入りしないこと。アの(ア)の「生物」については,植物を中心に取り上げ,水中の微小生物についても簡単に扱うこと。 イ イの(ア)については,被子植物を中心に取り上げ,裸子植物は簡単に扱うこと。「花の働き」については,受粉によって胚(はい)珠が種子になることを扱う程度とし,受精などは,内容の(5)で扱うこと。 ウ イの(イ)については,光合成における葉緑体の働きにも触れること。また,葉,茎,根の働きを相互に関連付けて全体の働きとしてとらえること。 エ ウの(ア)については,植物が種子をつくる植物と種子をつくらない植物に分けられることを扱うが,種子をつくらない植物については,その存在を指摘する程度にとどめること。 (3) 内容の(2)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アの(ア)については,地層を形成している代表的な堆積岩も取り上げること。「野外観察」については,学校の周辺で地層の様子を観察する活動とすること。「化石」については,示相化石及び示準化石を取り上げるが,地質年代の区分は古生代,中生代,新生代の第三紀及び第四紀を取り上げるにとどめること。地層の「重なり方」については,野外観察で見られた地層について,その重なり方の規則性をとらえることにとどめること。 イ イの(ア)の「火山」については,代表的なものを二つ又は三つ取り上げること。「マグマの性質」については,粘性を中心に取り上げ,化学組成は扱わないこと。「火山岩」及び「深成岩」については,それぞれ1種類を扱うものとし,代表的な造岩鉱物にも触れること。 ウ イの(イ)については,地震の現象面を中心に取り扱い,初期微動継続時間と震源までの距離との関係も取り上げるが,その公式は取り上げないこと。「地球内部の働き」については,プレートの動きに触れる程度にとどめること。 (4) 内容の(3)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アの「動物」については,脊椎(せきつい)動物を取り上げること。 イ アの(ア)については,動物を観察し,食物のとり方,運動・感覚器官の発達,体の表面の様子や呼吸の仕方の違いに気付かせること。 ウ アの(イ)については,各器官の働きを中心に扱い,構造の詳細は扱わないこと。 エ アの(ウ)については,各器官の働きを中心に扱い,構造の詳細は扱わないこと。また,心臓の構造は扱わないこと。「消化」については,消化に関係する一つ又は二つの酵素の働きを取り上げること。「呼吸」については,外呼吸を中心に取り上げるとともに,細胞の呼吸については簡単に扱い,呼吸運動は扱わないこと。「血液の循環」に関連して,血液成分の働き,腎臓(じんぞう)や肝臓の働きにも触れること。 オ イの(ア)については,動物が脊椎動物と無脊椎動物に分けられることを扱うが,無脊椎動物については,その存在を指摘する程度にとどめること。 (5) 内容の(4)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア イの(ア)における湿度や露点の取扱いに当たっては,気温による飽和水蒸気量の変化が湿度の変化や凝結にかかわりがあることを扱うにとどめること。 (6) 内容の(5)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア イの(ア)については,有性生殖の仕組みを減数分裂と関連付けて簡単に扱うこと。その際,遺伝の規則性は扱わないこと。「無性生殖」については,単細胞の分裂や挿し木,挿し芽を扱うにとどめること。 (7) 内容の(6)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アについては,観察された事実を基に多様な視点から考察を行わせるようにすること。 イ アの(イ)については,太陽高度の変化に伴う気温の変化にも触れること。 ウ イの(ア)の「太陽の特徴」については,形,大きさ,表面の様子などを取り上げ,放出された多量の光による地表への影響にも触れること。「恒星と惑星の特徴」については,「恒星」については自ら光を放ち相互の星の位置を変えずに星座をつくっている天体であることを扱う程度とし,「惑星」については恒星との対比において違いを扱う程度とすること。「太陽系の構造」における惑星の見え方については,内惑星のみを扱うこと。「太陽系の構造」を扱う際に,惑星の大きさにも触れること。 また,太陽系外に恒星があることにも触れること。 (8) 内容の(7)については,次のとおり取り扱うものとする。 ア アの(ア)については,生産者,消費者及び分解者の関連を扱い,土壌動物については簡単に扱うこと。 イ アの(イ)の自然環境について調べることについては,学校周辺の生物や大気,水などの自然環境を直接調べたり,記録や資料を基に調べたりする活動などを適宜行うこと。 ウ イの(ア)については,記録や資料を基に調べること。「災害」については,地域において過去に地震,火山,津波,台風,洪水などの災害があった場合には,その災害について調べること。
学習指導要項 中学2年 英語 (イ) 第2学年における言語活動 第1学年の学習を基礎として,言語の使用場面や言語の働きを更に広げた言語活動を行わせること。その際,第1学年に加え,特に,事実関係を伝えたり,物事について判断したりした内容などの中からコミュニケーションを図れるような話題を取り上げること。 (1) 英語を聞くことに慣れ親しみ,初歩的な英語を聞いて話し手の意向などを理解できるようにする。 (2) 英語で話すことに慣れ親しみ,初歩的な英語を用いて自分の考えなどを話すことができるようにする。 (3) 英語を読むことに慣れ親しみ,初歩的な英語を読んで書き手の意向などを理解できるようにする。 (4) 英語で書くことに慣れ親しみ,初歩的な英語を用いて自分の考えなどを書くことができるようにする。 2 内容 (1) 言語活動 英語を理解し,英語で表現する能力を養うため,次の言語活動を3学年間を通して行わせる。 ア 聞くこと 主として次の事項について指導する。 (ア) 強勢,イントネーション,区切りなど基本的な英語の音声の特徴をとらえ,正しく聞き取ること。 (イ) 自然な口調で話されたり読まれたりする英語を聞いて,具体的な内容や大切な部分を聞き取ること。 (ウ) 質問や依頼などを聞いて適切に応じること。 (エ) 話し手に聞き返すなどして内容を正しく理解すること。 イ 話すこと 主として次の事項について指導する。 (ア) 強勢,イントネーション,区切りなど基本的な英語の音声の特徴に慣れ,正しく発音すること。 (イ) 自分の考えや気持ちなどが聞き手に正しく伝わるように話すこと。 (ウ) 聞いたり読んだりしたことについて,問答したり意見を述べ合ったりすること。 (エ) つなぎ言葉を用いるなどいろいろな工夫をして話が続くように話すこと。 ウ 読むこと 主として次の事項について指導する。 (ア) 文字や符号を識別し,正しく読むこと。 (イ) 書かれた内容を考えながら黙読したり,その内容が表現されるように音読すること。 (ウ) 物語や説明文などのあらすじや大切な部分を読み取ること。 (エ) 伝言や手紙などから書き手の意向を理解し,適切に応じること。 エ 書くこと 主として次の事項について指導する。 (ア) 文字や符号を識別し,語と語の区切りなどに注意をして正しく書くこと。 (イ) 聞いたり読んだりしたことについてメモをとったり,感想や意見などを書いたりすること。 (ウ) 自分の考えや気持ちなどが読み手に正しく伝わるように書くこと。 (エ) 伝言や手紙などで読み手に自分の意向が正しく伝わるように書くこと。
| 国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 音楽 | 美術 | 保健体育 | 技術・家庭 | 外国語 | 道徳の授業時数 | 特別活動の授業時数 | 選択教科等に充てる授業時数 | 総合的な学習の時間の授業時数 | 総授業時数 |
| 105 | 105 | 105 | 105 | 35 | 35 | 90 | 70 | 105 | 35 | 35 | 50~85 | 70~105 | 980 |
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